WP前での演奏の役割

バードの演奏の効果が20秒間持続するので、バードが1人でも複数の効果を重ねる事が可能です。
GvGにおいて有効な演奏としては「ブラギの詩」の評価が高いのですが、「イドゥンの林檎」「夕陽のアサシンクロス」も意外と使えるものです。
今回はWP突入時にバードがすべき行動を考えてみます。

ブラギの詩(ブラギ)

まずはブラギ。スキル使用前ディレイ(詠唱時間)と使用後ディレイ(ディレイ)を短縮するスキルです。
WP突入時にこれを演奏することの利点としては以下のようなものがあります。
・詠唱妨害を受けるスキルの完成を補助できる(セージのランドプロテクターやモンクの阿修羅覇鳳拳等)
・ディレイの長いスキルの連打ができるようになる(ダンサーのスクリーム)
ブラギは一瞬でも演奏範囲に入れば効果があるので常時出しておく必要はありません。
というか、WP付近で常時出していては防衛側の牽制で出てくる阿修羅モンクにも効果が乗ってしまい大変危険です。
(防衛側の阿修羅モンクは自陣のブラギを踏んでくるでしょうから消す意味は無いかもしれませんが一応注意)
スキル使用を補助する演奏なのでWP出口にロキが張ってある状況では効果が望めず、ロキの切れ目や不発地帯を狙う時ぐらいにしか出番はありません。
前衛突入後は後衛の補助としてブラギを出しておくと良いかもしれません。
後衛に専属のブラギバードがいるのならばそれを踏んでからWPに出入りして寒いジョークを振りまきたくなりますが、同PTも凍結する可能性があり水鎧や状態反撃鎧に着替えた味方の進軍の妨げになるの恐れが出てくるので極力控えておきましょう。
(どうせ寒いジョークで凍るような防衛側の人はまずいませんから・・・)

イドゥンの林檎(リンゴ)

リンゴとはその効果範囲にいるキャラクタの最大HPを45%程増やすスキルです。おまけの効果で160程HPを回復します。
あくまで上限を増やすスキルであり、増分はヒールや回復剤等で補充しなければ実用に耐えれません。
更に増えた分を回復しても演奏範囲から離れてしまうと再度演奏範囲に戻っても20秒後に本来の最大HPになってしまいます。
(効果が上書きされるならばHPが増えたままになり、リンゴが大変使いやすくなるのですが・・・変更はされないんでしょうね(TT))
こんな癖のあるリンゴをWP前で演奏するのは意味は、最大HPを増やす事で一撃の重い攻撃を凌ぐ事が可能になるからです。
ただしこの恩恵を受けれるのは高Lv高VITのペコライダーのみと言ってもいいでしょう。
というのも、GvGで阿修羅を撃つモンクは高ダメージ(17〜18k程度)を与えることを想定したステータスに振る人が多く、少しHPが増えたところで焼け石に水な事がほとんどです。
ただVIT騎士等には効果が高く(14k→20k)阿修羅でも生き残れる可能性が出てくるので高HPのキャラが多いほど価値は高まります。
LKのバーサクにも効果があるので20秒限定のキリエ(HPタンク)みたいな感覚でも使えるかな? これはロキを落とす時には有用かも。
しかし所詮は付け焼刃のドーピング。20秒では阿修羅地帯に進むことも出来ず、阿修羅を撃たれる頃にはHPが元通りなんてことも多かったり。
結局ブラギほどの劇的な変化は無く地味〜に補助として使えばいいかも?程度。20秒の制約のせいで出したら出しっぱなしにしておかなければならないのもネック。
使うならば前衛突入前まで演奏して突入直前に切り替える感じかな。

夕陽のアサシンクロス(アサクロ)

アサクロはASPDを20%程度上昇させるスキルです。
BSのARや騎士の2HQ・クルセのSQ等には効果が乗らないもののASPD2割upは大きいですよ。・・・AGI職なら。
GvGのWP前でこれを演奏する意味は結構薄かったりします。そこにいる人たちは高VIT低AGIな人たちばかり。20%ASPDが上がってもほとんど変化はありません。
それでも効果を見出すならば、リンゴと同じくLKのバーサクでしょう。
20%とはいえ盾を装備できる片手剣でのASPD上昇は、バーサクでのASPD上昇と相乗効果となり似非AGILKとしてロキユニットに攻撃が出来るように。
ロキユニットへのアタック時に出しておけば多少は効果があるかも?程度なスキルではありますが、決定打になるほどの重要なスキルではありません。
ロキ習得時に折角覚えたのだから少しは使っていきましょう。
(効果の計算式がAGI÷10で乗ってくれるならばもう少し使いやすいのでしょうがね〜)

不協和音・口笛

あまり取り上げられない不協和音ですが、キリエやニュマ・SWで防げないダメージを与える詠唱妨害を受けないめずらしい継続型の範囲攻撃だったりします。
3秒に1回しか判定が無かったりダメージが90程度しか与えられなかったりで使える気がしないスキルですが、WP越えて発動できればどうか?
Wiz崖に貼り付けられれば3秒に1度詠唱を止められるチャンスが! さらに複数のバードが不協和音で張り付けば連続して詠唱妨害!! さらにさらに、ブラギを不協和音で消し去る事で魔法密度は大幅に減少!!!
まぁ、バードのHPでは張り付く前に焼き鳥になるのがおち。夢から覚めましょうzzz


話題になることの無い口笛については何も言うことがありません。ネタでLv1とってみたが曲すらないなら芸にもならぬ(TT)
一応演奏なのでブラギやリンゴに重なったら不協和音と化してしまい、ただただ邪魔するのみの存在になってしまいます。
WPに突っ込んでWIZ付近のブラギに重ねて嫌がらせ? 夢から覚めなs(ry

結局何をすればいいの?

WPに突っ込む前の前衛に有効な演奏は、ロキがある場合「リンゴ」>「アサクロ」>「ブラギ」、ロキ無しならば「ブラギ」≧「リンゴ」>「アサクロ」かな?
ロキユニットを攻撃する時は、耐久力を増やして攻撃時間を底上げするリンゴと通常攻撃の手数を増やすアサクロの相乗効果で総攻撃量をup。
この場合は最初にリンゴを演奏して各自のHPを回復後突入合図3秒前に解除し、突入までに一瞬アサクロを出す感じか。
2人の鳥がいるならば、WPから少しはなれたところでリンゴを、WP付近でアサクロを演奏するのが忙しくなくて楽(笑)
ロキが無いもしくはロキの隙間・不発を狙うならば、スクリーム連打やLP・阿修羅を狙える「ブラギ」は必要。
今度も最初にリンゴを演奏しVIT前衛の耐久力を高めた後、突入前にアサクロ。AGI前衛やVITセージの準備が出来たら突入前にブラギに切り替え。
複数鳥がいるなら離れたところにリンゴ→後衛付近のブラギ→WP前のアサクロと踏めば全ての効果を持続してWPに踏み込めます。(2人ならアサクロを削除)


サーバの状態次第では不発連発するので、演奏の出し入れはあまりしたくないのが鳥の本心。
でも鳥に戦力を回すくらいならば他のキャラで、という感じで最低限の人数しか確保されないのが現実。
結局GvGでバードの一番の敵はサーバの重さなんですよね・・・