RAID0を組んでみた

構成は・・・

  • SATA2RI2-PCIe・・・SerialATAII×2ポート・PCI-Express X1・RAID:0or1
  • ST3320613AS×2・・・SerialATAII・1プラッタ320GB

というもの。
ST3320613ASは最大125MB/sオーバーの転送速度をもつ爆速HDD。これ2台でRAID0を組むのだから、速さには期待が持てそう。
(ちなみに購入費用はRAIDカード4,500円・HDD7,500円×2の合計約2万円。容量だけ考えれば1TBのHDDが1つ買えるんですね・・・)
確保したい最低転送速度は、解像度1024×768・65535色・30fpsで45MB/s。書込みだと若干速度が落ちるので、HDTuneの値としては60MB/sは欲しいですね。


組み込む時に思ったのですが・・・このHDDとても軽い! 300GBの6L300R0と持ち比べるとかなり重さが違うのがわかります。
高さも6L300R0の2/3以下とかなり薄め。
(軽すぎて「こんなちゃちなHDDで大丈夫か?!」と思わず不安になってしまいました(笑))
HDD5台並んでいるのを見て「フロントにもファンをつけないといけないかな〜」等と思いつつPCケースの蓋を閉め、電源を入れてRAIDの設定。
RAIDの設定はお任せモード。
用途が「45MB/sで送られてくる300GBのデータのシーケンシャルWrite」というものなので、ストライプサイズで速度はそれほど変わらないと思うzzz
(実際には「完全な」シーケンシャルWriteではないので影響はあるかもですが)


さて。転送速度の数値はいくら出たか、気になる結果は・・・・

最低転送速度は100MB/sを越えているので要求スペックは余裕でクリア。アクセスタイムも20msで悪くはない。
問題は最高転送速度とバースト転送速度。
最高転送速度は127MB/sと単体の速度とほとんど変わらないのは何故?!
バースト転送速度も66MB/sと、これまた非常に判りやすい頭打ち状態。
実際、画像を見れば判るとおり初めと終りの転送速度でほとんど変わっていないから、HDDの性能が出し切れていないのだろう。
(単体ならば右下がりの緩やかな曲線を描く)
まぁ、いずれの数値も要求される性能は満たしてはいるので運用上は問題ないのだが・・・少し気になるのも事実。
どこがボトルネックとなっているのか、少し調べてみますかね〜


追記:
ついでにほかのHDDの結果も貼り付けてみる。
(どれもかなり使い続けているので測定誤差はかなりあります。参考程度に・・・)



10,000rpmのRaptorは流石に最低転送速度が落ちにくいですな。アクセスタイムも一桁だからシステムドライブにもってこい。
1プラッタ容量188GBのST3750640ASもそれなりの成績を残しているかな。
データ保存用の5A300J0は容量だけが目当てだったから・・・まぁ、こんなものだろう。
こうやって見ると・・・私もかなりミーハーというか、流行に踊らされているよな(笑)