オーバークロックの事前調査

オーバークロックは今までほとんどしたことの無いので、どういったものなのかを調べてみるメモ。
(あっているかもわからないが)現時点での知識としては・・・

  • CPUの動作周波数はCPU倍率×FSB周波数
  • Core2Duo E8600のCPU倍率は6〜10倍に設定可能
  • オーバークロックをするときはFSB周波数を引き上げる必要がある
  • FSB周波数を上げるとメモリやチップセットPCI ExpressSATA等の動作周波数も上がる
  • CPUへの供給電圧を上げるとCPUの動作周波数の上限が伸びる可能性があるが、上げすぎると絶縁破壊してCPU他が壊れる

くらいか(情報源は主に雑誌流し読みでのうろ覚え)。
P5Q-EのBIOS設定画面の意味を調べると・・・

  • Ai Overclock Tuner(Manual・[Auto])
    • ManualにするとFSBなどがいじれるようになる
  • CPU Ratio Setting([Auto] or 6.0〜10.0)
    • CPU倍率。限界を調べる時には10.0固定にするべきか
  • FSB Frequency(200〜800[333])
    • FSB周波数・・・とあるが、実際にはベース周波数? 実際のFSB周波数はこの数値の4倍
    • これが400になればCPU動作周波数が4GHzになる
    • P45はFSB1600MHzをサポートしているので400でも定格動作範囲
  • PCIE Frequency([Auto] or 100〜180)
    • PCI Expressの動作周波数。FSBの影響を避ける為に100固定が良さそう?
    • PCI動作周波数の設定項目がないのが非常に心配(最近のものはPCIは33MHz固定らしい?)
  • FSB Strap to North Bridge([Auto] or 200〜400(4段階))
    • 見せ掛けのベースクロック。メモリクロックをだましてFSBを伸ばす為の設定(クロック比の偽装)
    • E8600+DDR2-800ならば、ここで400を指定すればFSB Frequencyの値400まではDDR2-800として定格動作可能に
    • E8600のベースクロックは333MHzなので400に設定する事でクロック周波数を本来の数値の5/6とする
  • DRAM Frequency([Auto] or DDR2 667MHz〜DDR2 1335MHz)
    • DDR2メモリの動作周波数。指定する数値はFSB Frequencyの値により変化する
    • 上の設定とあわせて設定。DDR2 800MHz相当の設定でよいはず
  • DRAM CLK Skew on Channel A1/A2/B1/B2([Auto] or Advance 350ps〜Delay 350ps)
    • オーバークロック用のメモリを高クロックで動かす時にAdvance〜に設定すると動作しやすくなる模様
    • メモリを定格で使いたい私はAutoで十分のようだ
  • DRAM Timing Control([Auto] or Manual)
    • ManualにするとDDR2 SDRAMのLatencyなどが設定できるようになる
    • (Super PIで世界記録を目指すような)カリカリのチューニングでもしない限りAutoでいいと思う
  • DRAM Static Read Control([Auto]・Disabled・Enabled)
  • DRAM Read Training([Auto]・Disabled・Enabled)
    • 同上
  • MEM. OC Charger([Auto]・Disabled・Enabled)
    • 同上
  • AI Clock Twister([Auto]・Lightest〜Stronger(5段階))
    • メモリの互換性関連の設定か? 判らないのでAutoのままで(笑)
  • AI Transaction Booster(Manual・[Auto])
    • 同上

と、ココまで今回主に弄るだろう項目。以下の電圧の設定は勝手に変わらないように固定値をいれておくか。

  • CPU Voltage([Auto] or 0.85〜2.1V(6.25mV単位))
    • Core2Duo E8600の場合は1.25Vまでが定格範囲。電圧が高いほど周波数を上げられるので最大値の1.25Vで
  • CPU GTL Voltage Reference(0/2)([Auto] or 0.370x〜0.760x(0.005x刻み))
    • 信号のon・offの判断基準となる電圧の値・・・かな?(多分こっちがGTLREF0ピンの設定)
    • 定格で使う分にはAutoのままで問題はないはず(本当は定格値を入れておきたいところだが・・・)
  • CPU GTL Voltage Reference(1/3)([Auto] or 0.410x〜0.800x(0.005x刻み))
    • 信号のon・offの判断基準となる電圧の値・・・かな?(多分こっちがGTLREF1ピンの設定)
    • Autoのままでいきましょう
  • CPU PLL Voltage([Auto] or 1.50〜2.78V(20mV単位))
    • Intelの資料だと1.5V±5%らしいので1.50Vで
    • これを上げ過ぎるとCPUの姿焼きがzzzz
  • FSB Termination Voltage([Auto] or 1.10〜1.90V(20mV単位))
    • P45なら1.2±0.6Vが定格らしいので1.2Vでいいのかな
  • DRAM Voltage([Auto] or 1.80〜3.08V(20mV刻み))
    • 定格の1.80Vで十分。たぶんAutoのままでも問題ない(DDR3 SDRAMなら1.5Vかな)
  • NB Voltage([Auto] or 1.10〜2.20V(20mV刻み))
    • P45のVccは1.1V(G45とかだと1.125Vらしい)
  • NB GTL Voltage Reference([Auto] or 0.370x〜0.760x(0.005x刻み))
    • 0.635xっぽいけど確信が持てないからAutoのままで(笑)
  • SB Voltage([Auto] or 1.10〜1.40V(0.1V刻み))
    • 該当しそうな信号はVcc1_1だけど、やっぱり怪しいのでAutoのままで
    • ノースブリッジと違ってサウスブリッジは設定幅が大きいな
  • PCIE SATA Voltage([Auto] or 1.50〜1.80V(0.1V刻み))
    • 多分1.5Vでいいと思うけど、怖いからAutoで(笑)
    • そもそもこんなところいじって何か影響あるのか?(<PCIeのオーバークロック用?)
  • Load-Line Calibration([Auto]・Disabled・Enabled)
    • 負荷時の電流増→線間抵抗で電圧が落ちるのを防ぐ方法の選択。Enabledだと常時活入れ状態?
    • DisabledでもIntel指定の基準で昇圧するが、一応Autoのままでいいか
    • VDroopって用語はIntelのサイトだと見つからないような?
  • CPU Spread Spectrum([Auto]・Disabled)
    • 電磁障害対策。Disabledにしてシステムの信頼度を落とすのは本末転倒な気がするのでAutoのままで
  • PCIE Spread Spectrum([Auto]・Disabled)
    • 同上

(疲れた・・・項目多すぎますから(TT))


以上の項目で最適値(Prime95が12時間完走できる値)を求めたら、エンコード用設定としてProfile2にSave。
オーバークロックを試す前の状態を常用の設定としてProfile1にSaveして必要時に切り替えることにしよう。


追記:色々間違ってそうzzz あまり信用しないでね(笑)