本当にプリーストはPTに必須か?

Lv97↑ともなると公平圏がLv87〜99になるため、参加できる臨公が少なくなってきます。
しかし、それを差し引いても臨公募集がとても少ない。これは支援プリーストとしては大変困ります。


では、何故高Lv臨公が少ないのか?
これは経験値と費用に対する認識の変化によるものだと思われます。
その事について検証してみましょう。


プリーストがPTに加わる事でのメリット・デメリットを考えると、
メリット
1.回復剤に依らないヒールによる大回復(経費削減・安定性上昇)
2.速度増加による移動速度上昇(索敵能力上昇)
3.ブレッシング・速度増加等による基礎能力上昇(1ランク上の回避率・命中率・攻撃力)
デメリット
1.敵殲滅には貢献できない(経験値・費用分配における負担増)
2.自衛できない為、他職よりも負担が大きい(安定性低下)
と、このような感じだろうか。
それぞれ対象Lvによって評価が異なるので、さらにLv毎に検討してみよう。


・転職直後〜Lv70中盤
PTは4〜8人程度。装備が完成していないPTメンバーも多い。
PT全体の被ダメ総量が多く、プリーストはヒールを多用することになるかと。6人↑ならばPT内に複数のプリーストがいる事もある。
メリット-1(回復力増加)
 ヒール回復量は1500〜1700程で、MHでは被ダメに追いつかない事も。ただし複数プリーストがいるならば全滅は少ない。
 収入が少なめなので回復アイテム代を浮かせるメリットはかなり大きい。
メリット-2(索敵速度上昇)
 PT全体の殲滅力が低い為、索敵時間短縮はそれほどメリットは無い。
メリット-3
 ステータス上昇により、背伸びが出来る時期。ただし殲滅力自体はそれほど伸びてはいないのでメリットはややある程度。
 ヒールに多くのSPを消費する為、補助的な魔法(IM・サフラ・LA)までは手が回らないか。
デメリット-1(経験値・収入の分散)
 PTの人数が多いので一人当りの負担は少ないが、敵の処理量を考えるとやや減というところ。
デメリット-2(安定性低下)
 全体的に安定性が低いのでプリーストが加わる事による安定性増加の方が大きい。
評価:
 経験値評価は落ちるものの金銭評価は高いのでプリーストは居たほうがよい。
 スナッチを使うローグ・やたらと殲滅力の高いハンター以外ならば、ソロよりもお勧め。


・Lv70後半〜Lv80中盤
PTは2〜6人程度。装備は揃いつつある状態だが、まだチグハグ。
Agi型なら攻撃を避けられ、Vit型なら被ダメが抑えられてくる。
PTにプリーストが1人、というパターンが多くなり被ダメ総量は減るもヒールする量は変わらず。
メリット-1(回復力増加)
 ヒール回復量は1700〜1900程で、まだMHでは被ダメに追いつかない事も。
 収入は増えるが回復アイテム代を浮かせるメリットはまだ大きい。
メリット-2(索敵速度上昇)
 PT全体の殲滅力が向上し、索敵時間短縮にメリットを感じるようになる。
メリット-3
 ステータス上昇により、安定してくる時期。殲滅力が向上し、殲滅効率上昇が実感できてくる。
 まだヒールに多くのSPを消費する為、MSP自体は増えてきているが補助的魔法はそれほど掛けられない。
 SPの遣り繰りでプリーストの腕が問われる所か?
デメリット-1(経験値・収入の分散)
 PTの人数が減るものの、敵の処理量増により差し引き0になるかも。
デメリット-2(安定性低下)
 個々の安定性が高まるが、背伸びをした狩場ではまだ速度増加・ブレッシングは欠かせない。
評価:
 経験値評価・金銭評価が高く、プリーストが負担には思えない。
 欲しいスキルが揃うプリーストの全盛期。臨公への誘いが一番多いが、Pスキルも問われる時期。
 アコライト時代に苦労した人ほど報われるかと。


・Lv80後半〜Lv90前半
PTは2〜4人程度。装備はほぼ揃い、過剰精錬・趣味装備などにZenyを使う余裕が出てくる。
PTにプリーストは常に1人。被ダメ総量は激減し、ヒールよりも支援魔法を多く使うようになる。
メリット-1(回復力増加)
 ヒール回復量は2000〜2100程。MH時に前衛が回復剤を使用するようになるのでMH耐性はかなり高い。
 収入が増え、回復アイテム代を浮かせるメリットが少なくなってくる。
メリット-2(索敵速度上昇)
 PT全体の殲滅力が向上しすぎて、索敵時間短縮しないとプリーストが負担に思えてくる。
 そろそろ「テレポートクリップ」があるので、プリースト追加による索敵能力上昇は相対的に価値が下がる。
メリット-3
 ステータス上昇により過剰な殲滅力を持つ時期。殲滅力が向上しすぎて、敵を探す時間のほうが長くなる。
 ヒールを掛ける必要がない分、補助的魔法を掛けないとSPが余ってくる。
 効率重視の人がいたら、共闘ボーナスを積極的に狙わないと「下手」と評されることも・・・
デメリット-1(経験値・収入の分散)
 PTの人数が減る事による経験値の分散が負担に思えてくるようになる。
デメリット-2(安定性低下)
 個々の安定性が高まり、ソロのほうが臨公PTよりも気分的に楽になってくる。
評価:
 金銭よりも経験値を重視し始める時期。
 適正な狩場で狩りを楽しめばソロのほうが経験値効率が良いため、臨公は気分転換程度に参加することに。
 また、Lvが上がり辛くLv90を目標Lvに設定していた人たちは別のキャラ育成に力を入れだす。
 結果、臨公募集のChatは激減。このあたりの支援プリーストは臨公広場で最も多く見られる。


・Lv90中盤〜Lv90後半
PTは2〜3人。装備はほぼ揃い、Zenyは白ポーション・青ポーションイグドラシルの種等に使うようになってくる(ソロ用)。
PTにプリーストがいないこともある。被ダメ総量は激減し、死にそうなら「ハエの羽」で飛ぶことが多くなってくる。
メリット-1(回復力増加)
 ヒール回復量は2100〜2200程。MSPも増え、ほとんどSP切れが起こることは無い。
 被弾することが稀になるし「ヒールクリップ」を持っていることも多いので、回復役としてのプリーストは不必要になる。
 女性プリーストのSP供与ぐらいしかプリーストには価値が見出せない・・・
メリット-2(索敵速度上昇)
 PT全体の殲滅力が過剰になる。索敵時間短縮してもプリーストが負担に思えてくる。
 「ハエの羽」「テレポートクリップ」での索敵のほうが優秀。
メリット-3
 ステータス上昇により完全に過剰な殲滅力を持つ時期。ブレッシングなどを掛けても殲滅時間があまり変わらない。
 強いて価値を見出すとしたら、アスペルシオによる聖属性付与ぐらいか。
デメリット-1(経験値・収入の分散)
 プリーストの経験値の分散が完全に負担になってくる。Wizとのペアででもないと効率的にはソロに劣る。
 ソロでもM級のレアが狙えるためプリーストは金銭的にも負担以外の何者でもない。
デメリット-2(安定性低下)
 プリーストに対する心理的負担がかなり増大。(ソロなら「ハエの羽」で逃げれるのに・・・)
評価:
 ここまでLv上げしている人たちはLv99を目指している人ばかり。効率重視となるので効率低下要因であるプリーストは必要としない。
 臨公広場で「募集Chat」出す時間があるならソロで狩りに行く、という人が大半なので臨公募集は皆無。
 せいぜいWizさんが廃屋行きのお供に募集している程度。


結局、Lv90↑ではプリーストの存在価値が低くなってしまうわけですねぇ・・・ なんか書いてて悲しくなってきた(TT)
でも、私は臨公とプリーストが好きなので募集は続けて行きますぞ〜
(クルセ・モンクの活用法を期待していた方。長々読ませてしまい申し訳ありませんTT)